つらい首、肩こりにお悩みの方へ
首や肩の不快感が一度気になりだすと、なかなか作業に集中できないのではないでしょうか。
首、肩こりは、デスクワークはもちろん、スマホの使用や
家事の姿勢が原因で生じることがある症状です。
そのままにしていると、頭痛やめまい、吐き気などに発展する可能性があり、じつは油断できない存在です。
症状が軽いうちに対処し、首、肩こりに悩まされない生活を送りましょう。
こちらでは、首、肩こりの原因や症状、対処法、予防法を
解説しています。
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目次
こんなお悩みはありませんか?
- 肩が張って作業が手につかない
- ストレッチをしても楽にならない
- 朝起きたときから首筋が張っている
- よく首を寝違えてしまう
- 肩の不快感を一日中気にしている
首、肩こりとは?
首、肩こりの症状と原因について
症状の状態
●首のこりとは
首の筋肉は、頭部を支える役割があります。
大人の頭はおよそ5〜6kgあるといわれており、これはボウリング球と同じくらいの重さです。
首のこりは、頭部を支えている首の筋肉群「後頭下筋群(こうとうかきんぐん)」が過度に緊張し、違和感が生じている状態です。
後頭下筋群は、上頭斜筋・下頭斜筋・下後頭直筋・大後頭筋の4つから構成されています。
視線や頭部の動きに合わせて顔の向きや角度を常に微調整しているので、日常生活で酷使されやすいです。
●肩のこりとは
肩のこりは、頭部や首と肩をつないでいる筋肉がこわばって硬くなり、周囲の血管が収縮して血行不良を起こしている状態です。
とくに、姿勢の悪さが関係しています。
首から背中に広がる僧帽筋をはじめ、首と肩甲骨をつなぐ肩甲挙筋、僧帽筋の深部にある菱形筋などが肩こりの原因になりやすいです。
●首、肩こりの特徴
首と肩の筋肉は密接な位置にあり、互いに影響を及ぼしあっています。
そのため、首こりと肩こりが同時に生じることがあります。
首、肩こりのおもな症状と原因について
●首、肩こりの原因
・姿勢
猫背や反り腰は首や肩にかかる負担が大きく、首、肩こりの原因になります。
とくに、デスクワークやスマホ、タブレットを操作する際の姿勢には注意が必要です。
また、連続して長時間同じ姿勢を取ることも、一部の筋肉が緊張したままになるため、首、肩こりを起こりやすくします。
・噛み合わせ
噛み合わせが悪いと、咀嚼(そしゃく)筋に負担がかかり、連動している首や肩の筋肉も緊張しやすくなるといわれています。
・目の疲れ
疲れ目・眼精疲労が生じていると、まぶたや目のまわりの筋肉の疲れが首や肩にも伝わり、こりを感じることがあります。
・運動不足
運動不足は筋肉の血行不良を招き、首、肩こりの原因となることがあります。
・精神的ストレス
じつは、精神的なストレスによる自律神経の乱れも首、肩こりをもたらす要因のひとつです。
自律神経は、活動的なときにはたらく交感神経とリラックス時にはたらく副交感神経があります。
精神的なストレスは交感神経を過剰に刺激し、筋肉を緊張状態にします。
その結果、血行が悪くなり、首や肩などでこりを感じやすくなるのです。
・加齢
歳を重ねるにつれて筋肉の弾力性は失われていきます。
その結果、血行不良が起こりやすくなり、こりを感じることがあります。
・むちうち
むちうちとは、交通事故やスポーツで強い衝撃を受けた際、首にダメージが加わることで生じる症状の総称です。
首、肩こりは、むちうちの症状のひとつとして現れることがあります。
・気圧の変化
気圧の変化は耳の奥にある内耳が感じ取っています。
この内耳が敏感だと、わずかな気圧の変化でも脳に過剰に伝わって血管が急激に収縮し、首、肩こりを引き起こすことがあります。
・運動後のケア不足
運動後は筋肉に疲れが溜まっている状態です。
適切なケアが行えていないと疲労が蓄積され、こりに発展する可能性があります。
●首、肩こりの症状
首、肩こりは、首や肩、背中にかけての不快感だけでなく、次のような症状をともなうことがあります。
・頭痛や頭重感
・うなじの痛み
・目のまわりの重さ、めまい
・目の痙攣
・吐き気/嘔吐
・寝違え
・耳鳴り
・手のしびれ
類似症状のある隠れた病気について
●四十肩・五十肩
四十肩・五十肩は、肩関節の周辺で起こる炎症の一種です。
肩の違和感だけでなく、肩を上げたり、回したりする動作がむずかしくなるといった症状が現れます。
●寝違え
不自然な体勢で寝ていたりすると、首の筋肉や靱帯などが傷つき、痛みや動かしにくさを感じることがあります。
●腱板断裂
腱板とは、上腕の骨と肩甲骨をつなぐ腱のことです。
加齢や急激な肩への負荷などで腱板が断裂すると、肩に強い痛みが出現することがあります。
●石灰沈着性腱炎
肩の腱のまわりに石灰成分(リン酸カルシウム結晶)が沈着し、炎症が生じる病気です。
石灰の沈着量が増えるにつれて痛みも増す傾向にあります。
●頚椎椎間板ヘルニア
首は、7つの椎骨という骨が集まって構成されています。
椎間板は、椎骨と椎骨の間でクッションの役割を果たしている組織です。
加齢による変性や不良姿勢などで首に負担をかけていると、椎間板が飛び出して周囲の神経や血管を刺激し、痛みやしびれなどを感じることがあります。
●変形性頚椎症
加齢にともなう頚椎の変性によって椎間板が出っ張ったり、骨がトゲ状になったりして痛みやしびれが出現する病気です。
●ストレートネック
ストレートネックとは、首の緩やかなカーブが失われ、首が前に突き出すような姿勢になっている状態のことです。
肩こりや腰痛、手のしびれなどを覚えることがあります。
首、肩こりのおもな施術法と代表的な施術期間・施術過程について
首、肩こりのおもな施術
●指圧/ストレッチ
首、肩こりの多くは、首や肩、背中の筋肉が張っていることが原因です。
指圧やストレッチでは、硬くなった筋肉を緩め、こりの解消を目指します。
●姿勢矯正
ストレートネックや猫背、反り腰などの悪い姿勢は、首や肩の筋肉に負担をかけ、こりの原因となります。
とくに背骨の土台である骨盤がゆがんでいると、体幹のバランスが悪くなり、首、肩こりが起こりやすいです。
姿勢矯正では、骨盤のバランスをみながら正しい姿勢を取れるように調整を行います。
首、肩こりの代表的な施術期間・施術過程
●〜1か月
まずは、最初の1か月で痛みの緩和を目指します。
週に1〜2回を目安にご来院ください。
●〜3か月
3か月で痛みの改善を目指します。
これまでと同様に週1〜2回を目安にご来院ください。
●〜半年
首、肩こりの痛みが改善したら、再発を防ぐために根本的な原因に対するアプローチを重点的に行います。
根本改善のため、原因となる姿勢の悪さや運動不足、運動後のケア不足などの改善を目指します。
通院の目安は、週1回ほどです。
●その後
首、肩こりは日常生活による影響を受けやすいため、定期的なケアが大切です。
症状が改善したあとも、定期的な通院をおすすめしています。
施術で根本的な原因や悪い姿勢の改善を目指し、全身の状態を良好に保ちましょう。
首、肩こりの対処法・予防法
首、肩こりになってしまった際の
注意点と対処法
首、肩こりが気になるときに役立つ対処法をご紹介します。
●温める
身体が温まると、血管が広がって血液の循環が良くなります。
こりが気になる箇所を中心に、首や肩を温めましょう。
毎日の入浴もおすすめです。
●湿布薬を使う
湿布薬は、首、肩こりに手軽に対処できるアイテムです。
血流改善成分が含まれた温感湿布、消炎鎮痛成分が含まれている湿布などがあります。
湿布はかぶれたり発疹ができたりする場合もあるため、正しく使用しましょう。
●マッサージを行う
手のひら全体を使って、こりが気になる箇所を揉みほぐすようにマッサージしましょう。
しかし、強く揉みすぎるのは筋肉が傷つくためNGです。
肩に手が届きにくいようであれば、パートナーや家族などに優しく肩や首を揉んでもらいましょう。
●ストレッチを行う
肩甲骨まわりの筋肉の動きが悪いと、首、肩こりを感じやすくなります。
肩甲骨を寄せたり回したりするストレッチで、首、肩まわりの柔軟性を高めましょう。
●身体を動かす
デスクワークなどで長時間同じ姿勢を取りつづけて首、肩こりを感じるようであれば、背伸びをしたり、椅子から立ち上がって少し歩いたりして身体を動かしましょう。
筋肉を意識して動かすことで血液の循環が良くなり、症状が楽になることがあります。
●寝違えのときは冷やす/湿布を貼る
寝違えは急性の症状なので、温めたり動かしたりすると症状が悪化する可能性があります。
鋭い痛みを感じるときは、冷やしたり湿布を貼ったりして様子をみましょう。
そもそも首、肩こりにならないための
予防法と身体のケア方法
首、肩こりにならないためのケア方法をご紹介します。
●正しい姿勢を意識する
悪い姿勢は、首や肩のこりを引き起こす原因となります。
とくに、長時間のデスクワークやスマホの使用は前かがみの姿勢となるため、首や肩がこりやすくなります。
座るときは、骨盤を立てて股関節と膝関節を直角に曲げましょう。
●適度な運動の習慣を持つ
首や肩関節を普段からよく動かすように心がけましょう。
筋肉を動かすと血流が良くなり、こりが生じにくくなります。
●ストレスを溜めない
ストレスは、首、肩こりを悪化させる要因のひとつです。
十分な睡眠を取り、一日の疲れはその日のうちにリセットしましょう。
また、運動や旅行、おしゃべりなどの趣味を充実させ、自分なりのストレス解消法をみつけましょう。
●マッサージを行う
首、肩こりの予防には、肩甲骨まわりの筋肉をマッサージする方法があります。
首の側面や後ろなどを優しいタッチで揉み、筋肉の緊張を緩めましょう。
●ストレッチを行う
首や肩のストレッチを習慣化するのも、首、肩こり対策として有効です。
ストレッチを行う際は、呼吸を止めず、むやみに強く力を入れすぎないようにしましょう。
首、肩こりに関するおもなQ&A
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首、肩こりの原因はなんですか?
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姿勢の悪さや歯のかみ合わせ、目の疲れ、運動不足、精神的なストレスなどさまざまです。
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首、肩こりで起こりやすい症状はなんですか?
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頭痛や寝違え、吐き気、嘔吐、頭重感、目のまわりの重さ、目の痙攣、めまい、うなじの痛み、耳鳴り、手のしびれなどです。
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首、肩こりを放っておくとどうなりますか?
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慢性化して集中力が低下したり、睡眠の質が低下したりします。
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首、肩こりに似た病気はありますか?
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四十肩・五十肩や腱板断裂、頸椎椎間板ヘルニアなどがあります。
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首、肩こりのセルフケアはどうしたらいいですか?
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ストレッチしたり温めたりするとよいです。
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デスクワーク中に行える首、肩こりの対策方法はありますか?
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1時間に1回程度休憩を取り、こまめに首や肩のストレッチを取り入れましょう。
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寝違えは温めたほうがいいですか?冷やしたほうがいいですか?
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寝違えたばかりでズキズキと痛むようであれば冷やしましょう。
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首、肩こりを予防するにはどうしたらいいですか?
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猫背やストレートネックにならないよう、普段の姿勢を見直しましょう。
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肩甲骨の動きが悪いと、首、肩こりに影響しますか?
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肩甲骨まわりの筋肉が硬くなって動きが悪くなると、首、肩こりの原因となることがあります。
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普段の生活で取り入れられる首、肩こりのケア方法はありますか?
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ストレッチや運動の習慣をつくる、湯船に浸かるなどの方法があります。
著者 Writer
- なかむら たかひろ
中村 貴洋 - 生 年 月 日:1988年12月6日
血 液 型:O型
出 身:東京都
趣 味:映画鑑賞、旅行、自己投資
資格
柔道整復師
経歴
ストレッチ専門店 Dr.ストレッチ 6年勤務 責任者
MJG接骨院 3年勤務 院長
くまのみ整骨院 3年半勤務 院長
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